販売日本一、物件時価13億円の大家が教える「失敗しないマンション投資」
ファミリー向けマンションも投資対象に不向き
マンションにはファミリータイプもありますが、これも積極的にはおすすめできません。なぜなら、ワンルームマンションのほうが、空室になる期間が短くなりやすく、入居率も高いからです。
リフォームの費用についても、専有面積の広いファミリータイプのほうが数倍高くなりますし、リフォーム期間も長くなるため、その間は空室にせざるをえません。
入居を決める意思決定者も、単身者はひとりだけで即断即決できますが、ファミリータイプの場合は夫婦とお子さんなど、意思決定者が複数います。そのため、すぐには決まらず、入居検討期間が長引く可能性があります。
単身者用の中古ワンルームマンションの一択
ファミリーで引っ越しする場合は、転勤そのほかさまざまな理由がありますが、頻繁に引っ越しをするファミリーはそう多くはありません。
いっぽう、単身者の場合は必ず毎年、若い世代が数多く上京しますし、転勤、異動、昇進などを機に住まいを転々とされる方が多い傾向があります。
つまりそれだけ単身者向けのマンション需要が高い、ということです。こうした条件をふまえると、安定的かつ効率的に運用できる不動産は、中古ワンルームマンション一択になるとおわかりいただけるでしょう。
<TEXT/天田浩平 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>