好意で友人になりすました26歳男性が「大学のグループLINE」から干されるまで
良かれと思ってやってみたことが全然そんなことはなく、むしろ逆効果だったという経験は結構あります。今回は、友人になりすまして友人の意中の相手にプロポーズした男性が、思わぬ手違いで総スカンを食らってしまうエピソードを紹介します。
常に一緒にいた学生時代のサークル
大学生の時、とあるサークルに所属していたというカイトさん(仮名・26歳)。活発なサークルだったようで、週5で活動をしていたそうです。当時を懐かしむように語ってくれました。
「サークル内の同期は4人だけだったのでとても仲が良かったんです。よくご飯会と称した飲み会をやっていましたね。履修科目も似ていて、学内ではいつもつるんでいたって感じでした」
ある時、サークル内同期のYくんからLINEで恋愛相談を受けたカイトさん。意中の相手は、サークル内の3人目の同期であるマユミさんだったそう。
サークル仲間からの恋愛相談
「マユミは、大学の中でも1、2を争うかわいい子で、学祭のミスコンにも出ていたくらいなんですよ。でも引っ込み思案で告白されそうになったら逃げてたなんていう衝撃的なエピソードを持ってて、マユミを落とすのは難しいだろうなと思いましたよ」
無難なアドバイスを送ったカイトさんでしたが、その後、Yくんがモーションを起こすような雰囲気は全くなく、正直ヤキモキしていたんだそう。サークル内の仲間としても、友人としてもYくんの恋愛成就をアシストしたいと考えたカイトさんはあるアイデアを思いつきます。
「僕がYくんのふりをして、サークルのグループLINEで公開プロポーズをすることを思いついたんです。Yくんもマユミに負けず劣らずの引っ込み思案だったので、実力行使だとしても背中を押してやればいいんじゃないかと思ったんです。面と向かってではなく、LINEならマユミが告白の瞬間に逃げることはないですし、グループLINEなら証人が大勢いることになりますからね。
後から僕がYくんになりすましていたことが分かっても、2人が付き合えれば結果オーライだし、ダメでも僕が恥ずかしくて勝手にYくんの名前を使ったことにすればいいやと考えていたんです」