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「ポケモンカード」プロゲーマー24歳が選んだ道。生活困窮で激やせ!の過去も

暮らし

どうやって生計を立てている?

ポケモンカード

――それは驚きです! プロゲーマーといえば憧れの職業ですし、収入もたくさんあって華やかなイメージでした。

シマダ:日本の大会はトランプの延長のような感覚でおこなわれているので、公式の大会では、ほぼ賞金は出ません。逆に、大会に参加するための交通費がかかるという感じです。海外では、ポケカゲームもeスポーツの中に入っているので、ほぼ賞金が出ます。

――え? 日本の大会では賞金が出ないんですか? 現在は大阪で1人暮らしをされているようですが、どうやって生計を立てているんですか?

シマダ:プロゲーマー1本です。なので、スポンサー収入や賞金のほか、ポケカゲームに関する情報発信をブログやYouTube「【ポケカ毎日投稿】サーニーゴ」でおこなって広告収入を得ています。国民健康保険や税金は滞りなく支払っていますが、貯金はまったくないです。

 貯金がないことや収入が安定しないことへの不安もありますが、今後も続けていきたいと思っています。ポケカゲームが好きだし、好きなことをトコトン突き詰めたいという自分の性格や性質、ライフスタイルにもマッチしているからです。

「フツウ」でいることは難しい

――ポケカゲームの研究をしていて、気がついたら朝だったということもあったようですね。

シマダ:好きなことだと時間を忘れてしまいます。そして、次の日がツラくなる。僕は、毎日同じ時間に起きたり、公共交通機関の時間帯を調べてその時間に乗車するということが苦手だったり、世間一般でいう「フツウ」のことが難しいと感じることがよくありました。実は、今日も電車に乗り遅れて自転車を漕いで来たんです(苦笑)。

 毎朝同じ時間に起きたり同じことをこなしたりすることが苦手で、それは自覚していました。なので、就職したあとのことを考えると気が重かったです。就職したくないという気持ちも、いつも心のどこかにありました。

――でも、学生生活を送っている期間もあったようですし、当時は就職するつもりだったのでは?

シマダ:そうですね。ポケカゲームは好きでしたが、プロになろうという考えはなかったですし、就職するのがフツウで当たり前だという気持ちがどこかにありました。だから、就職したらポケカゲームはもう止めようと思っていたんです。

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