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車、鍾乳石…なんでもある“超巨大スーパー”。20歳店長に聞く、驚きの品ぞろえ

ビジネス

4人の店長代理が支えてくれている

――上司だった人が部下になったりも多いと思うがやりにくさはありませんか?

田村:最初は変な感じもしましたけど、「上には立ったけど、店長という仕事をイチから勉強させてもらう」という意識でいるので、やりにくさはないです。4人の店長代理にすごく支えてもらっています。元上司だったりしますので、私が言いにくそうにしている時は店長代理に頼んで指示を出してもらうこともあります。

――店長として心がけていることは?

田村:平社員のときより高まったのは「見られている意識」ですね。従業員からはもちろんですし、こうしてメディアにだしていただく機会もあって、お客様にも認知いただいているので、お客様への振る舞いも以前より自覚をもってやっています。

引継ぎらしい引継ぎはなかった

A-Zあくね

目移りしてしまいそうな総菜売り場

――この広大な土地と膨大な商品数。管理する大変さは?

田村:確かに大変ではありますね。ただ、ひとつひとつの商品を全て完璧に把握する必要はないと思っています。うちは34部門に分かれており、それぞれに主任を置いているんですが、その主任たちを取りまとめるのが店長としての仕事だと思っています。

――なにか管理のための特別なノウハウやツールはありますか?

田村:全くないです。うちはマニュアルを作らない会社と謳っていますので。店長になるときも、引き継ぎらしい引き継ぎがこんなにないものかと思いました(笑)。ですので、一から従業員とコミュニケーションをとって作っています。

――店長として、重要だと思うことは?

田村:「お客様に迷惑をかけないように店を回すこと」が店長の仕事だと思います。そう考えた時に、人員配置について従業員の能力や性格を見ながら適切に動かすのが重要だと考えています。

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 休みの日は畑で土いじりをするという田村店長。言葉の端々に初々しさが溢れているが、しっかりした信念と覚悟を感じられる青年だった。超巨大スーパーは、これからもこの若い店長とともに成長していくことだろう。

<取材・文/Mr.tsubaking>

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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