車、鍾乳石…なんでもある“超巨大スーパー”。20歳店長に聞く、驚きの品ぞろえ
過疎化が進む故郷に店を開いた
――都市部の周縁ではなく、なぜ人口も少ない阿久根市に作ったのですか?
田村:代表が、過疎化が進み商店街が衰退して生活に欠かせない買い物が不便になっている地方都市を見て「不便な場所を便利にしたい」という思いを抱き、故郷である阿久根に店を開いたということです。
――広さや品数が目立ちますが、商品やサービスのへのこだわりはどんなところですか?
田村:商品数につながるかもしれないんですが、1つのものでもお客様に選んでいただくことができるところです。例えばお惣菜などは、普通のスーパーは1メニューで1種類しか置けないことがほとんどだと思います。その点、うちは1つのメニューでも安いものからちょっといいものまで何種類も置けるので、選んでいただくことができます。
それから、魚の美味しさですね。阿久根市は魚が美味しいことで有名なんですが、毎朝市場で仕入れたものを並べています。うちのように、大きな魚をまるまる一匹で売っているスーパーは、あまりないと思います。
鍾乳石は高いもので1215万円
――「他のスーパーには売ってないだろ」と思う商品はどんなものがありますか?
田村:自動車や鍾乳石まで売っているのは当店だけだと思いますね。それから、五右衛門風呂も売ってます(笑)。
――五右衛門風呂、値段さえ想像つきませんが(笑)。
田村:本体と枠を合わせて約13万円になります。ちなみに鍾乳石は高いもので1215万円です。
――スーパーで払う額じゃないですね(笑)。広大だからこそのエピソードはありますか?
田村:迷子はちょくちょくありますね。それと建物内部も広いので、先日のテレビ取材では店内でドローンを飛ばして撮影していました(笑)。