コロナで若者のクルマ需要がじわり。BMWが掲げる「未来へ向けたEV化戦略」
企業の存在意義が大事になる
自動車各メーカーの熾烈な争いが続く一方、大事になってくるのは企業のパーパス(存在意義)なのかもしれない。最後に遠藤氏へ今後の展望について聞いた。
「今後BMWでは『Joy』をみんなで見つけ、それを一緒に共有していきたいと考えています。デザインの美しさや機能性、安全性などはもちろんのこと、ライフスタイルに価値を与えられるようなブランドにしていくことが大事になります。
お客様にも『一緒に過ごすだけで安心する』『人生を共にするパートナーのような存在』といったライフバリューをBMWに感じていただいています。未来のモビリティ社会を見据え、BMWが提供できる付加価値を多くのお客様へ伝えられるよう、これからも尽力していきたいと思います」
BMWは他のブランドに比べ、割と硬派なイメージを持っていた。しかし、渋谷でのシティ・プロモーションを見た時に、今までとは違った魅力を再認識することができた。今後の動向に目が離せない。
<取材・文・撮影/古田島大介>