脈アリ?脈ナシ?なかなか掴めない女性にLINEでアピールし続けた結果
積極的にLINEを送り続けるが…
篤人さんは普段、LINEは一言二言で済ませるタイプでした。しかし、差し入れの件でH子さんに対する好意が倍増したその時、篤人さんはH子さんとのLINEを続けることを決意します。
「その日帰宅した直後、差し入れのお礼を兼ねてH子さんに連絡をしました。いつもならそこから1、2回返信して終わるのですが、なんとか会話が途絶えないように自分なりに頑張りました」
ところが、日が経つにつれてH子さんからの返信は遅くなっていきます。不安を感じながらも会話を続けようとする篤人さんですが、しまいには返事が数日置かれることも。
「嫌がられてるかも…という疑念が、日ごとに確信に変わっていきました。5日ぐらい放置されたときは色々後悔しちゃったりして、心が休まる日はなかったです」
“まさかの返事”がきっかけで急展開
篤人さんの不安度は増すばかりで、周りの同僚もその姿を心配していたそう。そんな時、突然H子さんから連絡が返ってきたそうです。ネガティブ気味の篤人さんはスマホの通知マークをじっと見つめながらなかなかLINEアイコンをタップできなかったそう。ところが……。
「なにやら長文が送られて来たので確認すると、そこにはH子さん自身LINEが苦手である旨と、なんとご飯のお誘いが書かれてたんです! LINEが苦手だったことを正直に伝えてくれて嬉しかったし、まさかご飯に誘われるとは思わなかったので…その瞬間に複雑な気持ちが晴れて、安堵と歓喜に包まれました」
自分のデスクでニヤニヤしている篤人さんを周りの同僚は不思議そうに見ていたそうです。数日後の週末土曜日、約束通り仲の良いスタッフ連中とのお食事会は行われ、その仲で和気藹々な時間が過ごせた2人。
「実はいまだに脈アリか脈ナシかは僕自身わからないままなんです。でも、H子さんとは間違いなく以前よりも仲が深まったので、心が充実しています」
一歩も二歩も前進したのはLINEありきですが、トーク画面の会話だけでは相手の気持ちは推し量れないと改めて感じた篤人さん。これからはリアルトークが上手になるようにいろいろ勉強しているとか。
<TEXT/ダイフク>