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コロナ禍で危機の劇場を「配信で支える」。ベルリン銀熊賞受賞Pに聞く、仕事のこだわり

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デートムービーとしても楽しんで

高田聡

――最後に『偶然と想像』の見どころについて教えてください。

高田:オリジナル脚本ならではの面白さがあります。今回の作品は、タイトル通り、偶然をテーマにしていますが、「こんなことあるのか」ということと同時に「でもひょっとしたらあるかもしれない」ことが起こります。

 そして、生々しい感じの恋愛についてのセリフも、どこか軽やかです。「海外の映画祭で賞を取った作品」と言うと、小難しい内容を想像するかもしれませんが、東京フィルメックスでも笑いが起きていました。リラックスして、デートムービーのような感覚で見て欲しいですね。

<取材・文・撮影/熊野雅恵>

ライター、合同会社インディペンデントフィルム代表社員。阪南大学経済学部非常勤講師、行政書士。早稲田大学法学部卒業。行政書士としてクリエイターや起業家のサポートをする傍ら、映画、電子書籍製作にも従事

【公開情報】
偶然と想像』は12月17日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!
バーチャル・スクリーン「Reel」でも配信中
©2021 NEOPA / fictive
配給:Incline

【キャスト・スタッフ】
監督・脚本:濱口竜介
出演:古川琴音 中島歩 玄理 渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 占部房子 河井青葉

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