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管理職なのに部下がいない…共感を呼んだ漫画「100日後に退職する47歳」のウラ側

学び

47歳でも転職なんて余裕だと思っていた

100nichi

「100日後に退職する47歳」複雑な社内の人間関係

――実際、40代後半の転職活動は相当キツいと思いますが。

TOME(元アプリ開発者47歳):エージェントの方にも「47歳では難しい」と言われました。ただ、私の場合は、会社を結構選んでいたので。だって能力に自信ないとここまで赤裸々に漫画にかけないじゃないですか。

 私自身、47歳でも転職なんて余裕だと思っていましたし、まったく(転職先を)選ばなければ、すぐに転職はできる自信はあります。実はエンジニアだけでなく、英語も多少できるので。

――それは、すごいですね! 作中では「R社」「L社」「P社」の選考には落ちてしまい、最終的には昔の知人からTwitterのDM経由でスカウトされました。

TOME(元アプリ開発者47歳):30代のときに外資系の医療機器メーカーに10年くらい在籍していたのですが、当時の同僚が今はスタートアップでCTOをやっていたんです。Twitterで相互フォローになっていて、私が転職関係のツイートをするのを見ていたみたいです。すごく久しぶりに連絡が来て、まさか転職のことだとは思いませんでした。

元同僚からDMでスカウトされて転職

TOME

――IT業界は人材の流動性が高いと聞くのですが。

TOME(元アプリ開発者47歳):うーん、会社によると思います。社員が全然転職しない会社もあるだろうと思いますが、僕がいた会社は外資っぽい成果主義だったので転職したことある人が多かったですね。

――作品では、懸命に働いたのに職場の力関係の影響でボーナスカットされたことが退職のきっかけとして描かれていました。

TOME(元アプリ開発者47歳):それも理由のひとつです。ただ、作品にも書きましたが「褒められたかった」というのが根本にあったと思います。こう言ってしまうと、なんだか女々しく聞こえるかもしれませんが。自分では無茶なスケジュールにも対応して、会社に貢献しているつもりでいたのに、それが理解されなかったのが悲しかった。

 もちろん、ボーナスゼロになったのはショックでしたが、お金がもらえなかったのではなく、「短期間でよくここまでシステム作れたね」って言われなかったし、その気持ちを理解してくれる人間が周りにいなかったのが大きかったです。

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