楽天、フェイスブックを経て「クラフトビール」で起業。異色のキャリアの原体験とは
テクノロジーを組み合わせた次世代のビールを
日本発のクラフトビールとして、国内のみならず海外からの評価も非常に高い「常陸野ネストビール」を生産する木内酒造の社長(木内洋一さん)を、知人が引き合わせてくれたことで、日本のモノづくりを体現するクラフトビールを共創していくパートナーが見つかったのだ。
「自分が描くビジョンやクラフトビールひいては日本のモノづくりに対する想いが、木内社長と対話を重ねていくうちに意気投合し、『テクノロジーとクラフトビールを掛け合わせた次世代のビール』を世に出していこうと、お互いが手を組み合う関係になりました」
こうして2019年にフェイスブック ジャパンの代表を退任後、同年にはMOON-Xを創業。翌2020年の1月にはクラフトビールブランド「CRAFTX」を立ち上げ、第1弾となる「クリスタルIPA」を発売したのだ。まさに長谷川さんにとって、起業はキャリアの集大成であり、自身が待ち望んだ最高の環境とも言えるのかもしれない。
<取材・文・撮影/古田島大介>