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遅刻しても悪びれない部下にウンザリ。30代上司の堪忍袋の緒が切れた「やらかし」

コラム

ついに堪忍袋の緒が切れる日が

上司 ビジネス

「さまざまなシステムが出展するショーに、協力会社の力を借りて参加することになったんです。杉谷を担当者にして、すべてを任せていたのですが……。杉谷と開発部隊が実際にパソコンなどの機器を設置する日がありました。

 杉谷が協力会社の社員とともに先にスペースを下見に行き、後から来た開発部隊に設置場所を指示するという段取りで、『朝10時に会場で待ち合わせ』と協力会社にメールしたらしいんです。

 ところが、10時になっても、杉谷は現れず……。しかも待っていたのは、協力会社の部長で、事務所に私宛で『おたくの社員はどうなっているんだ。こんなルーズなことなら、つきあいをやめるぞ、ふざけるな』と怒鳴られてしまって。そこで私の堪忍袋の緒も切れてしまいました

社長判断で「よくわからない立場」に

 協力会社と谷さんに迷惑をかけた時間にルーズな社員の杉谷さん。結局どうなったのでしょうか。

「社長に『営業では使えません』『うちの部署の人間と一緒に仕事はさせられません』と抗議したんです。社長も協力会社に迷惑をかけたことに激怒していたのですが、杉谷は人当たりが良く、社長のお気に入りなんですよ」

「それで、『懲戒解雇はできない』とのことで、“社長預かりの営業”というよくわからない立場になりました。しばらく社長の指示で営業職をこなしていましたが、やっぱり時間は守れず……。その後、杉谷は突然『転職する。やりたいことをやる』と言い出し、ろくな引き継ぎもせず会社を去っていきました

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