遅刻しても悪びれない部下にウンザリ。30代上司の堪忍袋の緒が切れた「やらかし」
社会人にとって、あらゆる場面で「時間に遅れる」ことは、基本的に許されない行為とされています。出社時間に出勤できない状態が続いた場合、信用と給料を失うと同時に、社員としての地位が危なくなってしまうことでしょう。
時間厳守の世の中ですが、かなりルーズな部下に悩まされていると話すのが、IT企業で営業部長を担当する谷幸雄さん(仮名・34歳)です。
時間を守らない部下が悩みのタネ
谷さんはIT企業で営業部長を務めるやり手のサラリーマン。システムの営業のために、全国を飛び回っているそう。そんな彼の頭を悩ませているのは……。
「杉谷(仮名、25歳)という男性社員です。入社3年目でそこそこ成績も良いのですが、とにかく時間を守らない。弊社は朝9時始業ですが、時間通りに来たのは最初の3か月だけ。その後は、平気で30分以上遅れて来るようになりました。
本来ならクビですが、人当たりが良く営業成績も良かったことで、労務管理も兼務する社長が『始業時間に遅れそうなときは外回りをしていることにしろ』と杉谷に教えたんです。私は、『時間を守れない人間は要らない』と主張したのですが……」
何度も遅刻するも特別扱いが続いた
「杉谷と地方に泊まりで営業に行くことがあったのですが、ホテルに宿泊し、翌朝9時集合と話したにもかかわらず、時間になっても全く出てこないんです。おかしいなと思って携帯に連絡すると、『今、起きました、すみません』と。はっきり言って呆れてしまいましたよ。
また、あるときには『東京駅10時の新幹線に乗るから、絶対に遅れるなよ』と言ったにもかかわらず、9時半頃に『間に合いそうもない』とLINEが入ったことも。彼は、時間を守るという概念がないんです」
杉谷さんの遅刻で仕事に悪影響が出ることを避けるため、「早めの時間を待ち合わせ時刻にする」「営業を1人で行かせる」「重要な仕事は任せない」などの対策を採ったそうです。零細企業で若い社員が貴重であることから、ルーズな時間感覚を黙認されてきたという杉谷さん。そんな彼が、谷さんを顔面蒼白にするような事件を起こします。