猫8匹が社員、名刺もあるよ。「癒し課」を作った印刷会社の猫愛
ノラ猫や捨て猫も減少してきた
「看板猫のいる会社は多くありますが、うちの場合は癒し課というネーミングが珍しかったようで注目していただくことができました。もともとノラ猫や捨て猫の多い地域でしたが、保護猫活動・地域猫活動をしている方の力もあり、癒し課を立ち上げた当時と比べてそういった猫は減少してきましたね。このコロナ禍で経営は大変ですが、癒し課のメンバーがいてくれたことでストレスも軽減出来ましたし、SNSを通じて話題を提供し続けることができ仕事にもつながりました。私たちにとっては、癒し課は招き猫でもあります」
本来なら殺処分されていたかもしれない猫が、ここではスタッフたちの心の癒しとして、社内外のコミュニケーションを促進させる存在として活躍している。
社会貢献も兼ねた生産性向上のソリューションとして、しまや出版の「癒し課」は大きな可能性を秘めたモデルといえるかもしれない。
<取材・文・撮影/松山タカシ>