あなたはスマホ依存かも!? こんな兆候が出たらヤバい
スマホの使い方を劇的に減らすと逆効果
スマホ依存から脱却するため、まずすべきは「どのアプリを使いすぎているのかを把握する」と話すのは、前出の高橋氏だ。
「基本的に、アプリはすべて『依存させて時間を使わせる』ことを徹底的に研究・分析して作られています。SNSの通知が赤色だったり、ソシャゲで毎日ログインボーナスがあるのもそう。
だから全アプリが依存のもとなのですが、そのなかでも自分が過度に使っているものを利用時間や使用率から知りましょう。iPhoneなら『設定』→『バッテリー』→『バッテリーの使用状況』で簡単に確認できて、24時間以内や7日以内にどのアプリを何時間使ったのか詳細が表示されます」
続いて、その依存アプリをあえてトップ画面から離すという。
「起動させるまでに3タップ以上かかる場所に置く。必要なときにアプリを開くのはいいとして、問題は、必要がないのに無意識にダラダラ使うことです。あえて面倒くさくすることでそれを防ぎます。
もう少し強制的に制限するなら、プッシュ通知を全部オフにしたり、充電器を持ち歩かないようにして、無理やり『電池の消費を渋る』状態にするという手もありますね」
体を動かしたり趣味に没頭したりしよう
中山医師も「スマホの使い方を劇的に減らすと、余計に気になって逆効果になる」と指摘する。
「いきなりスマホを完全にやめるのは現実的じゃない。なので『使っちゃダメだ』と思うよりも、自然と意識が分散するように、体を動かしたり趣味に没頭したり、スマホ以外の部分を変えるほうがよほど効果を見込めるでしょう」
家でスマホをいじって終わる休日ばかり送っている人には、なんとも耳が痛くなる言葉だ。
<取材・文/SPA!「スマホ奴隷」取材班 イラスト/テラムラリョウ>
― [スマホ奴隷]の実態 ―
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