AKB48武藤十夢、5年かけて憧れの気象予報士に。「まだやってるの?」の声に負けなかったワケ
「まだやってるの?」とネット上に書かれ…
――なるほど。そういう経緯があったわけですね。いざ始めていかがでしたか?
武藤:これが本当に難しくて(笑)。そもそもわたしはまったく気象に興味はなかったですし、勉強も大変だったので合格までの道のりが長かった印象がありますね。それで足かけ5年かかり、何度も試験に落ちました。
――よく続きましたよね。
武藤:そもそも番組の企画でやっていたので、みんなが応援してくれたというのもありますし、みんなが見てくれたからこそちゃんとやらなきゃというのもありました。
ただ、あまりにもズルズルとやっていたので、「まだやってるの?」「やめちゃえばいいじゃん」みたいなことをネットに書かれてしまうわけですよ(笑)。そういうものを見て、「なにくそ! 今に見ていろ! 絶対取ってやるからな!」と思っていました。反骨精神ですが、これもモチベーションにつながったと思います。
資格取得は自信につながった
――FPはなぜ勉強しようと?
武藤:もともと株の雑誌の連載をやらせていただいていて、それを始めてFXなどをやるうちに経済系のお仕事が増え、わたしも大学院まで行ってこういうお仕事をさせてもらっている以上、お金についての知識を増やそうと思ったんです。
しかも同時に気象予報士の試験が終わって、大学院も修了していよいよ時間が余った。何かをやろうと思っていたタイミングでした。勉強する習慣がついているうちに何かをやろうと思い、FPの資格を取ろうと。
――いくつもの武器を手に入れると、人生変わりますか?
武藤:気象予報士の資格でお仕事が増えたことはもちろんありますが、自信につながったことが一番大きかったですかね。それまでは自信がなかったんですよ。何事にも。自分でも頑張ればひとつのことを達成できる、やればできるんだっていうことをすごく感じることができました。