メンタルが弱いと嘆く前に…「言葉遣い」から人生を変える方法
自分が得意なことや好きなこと
できることとは、自分が得意なことや好きなことであることが多いです。「できないことを、できるようにならなければいけない」と思ってモチベーションを上げるよりも、「好きなことをがんばろう」のほうがなんとなく気が楽になって、「やりたい!」って感じるかもしれません。それでうまくいくなら、それに越したことはないですよね。
もちろん、苦手を克服することにやりがいを見出すことができる人もいます。また、他の誰かが困らないようにという優しさからつい欠点を指摘してしまう、という人もいるでしょう。そんな方々からは「できない部分はどうするんだ」といわれそうです。
結論としては、できることだけをやるのは、まったくやらないよりはいいです。たとえばダイエット。食事を減らすことはできないけれど、運動ならできそうだ、と思っている人が食事制限だけにとらわれてしまうと、「どうせ自分はダイエットができない」と思いこんでしまうかもしれません。そうなると、できそうな運動にもやる気が起きないでしょう?
言葉を変えると感情が、行動が変わる
そうではなく、とりあえず、できること(運動)をやってみたらいかがでしょう。できることをやっているうちに、できないことを「できるようになりたい!」と思えたらしめたものです。
例えば、運動だけでは追いつかないぞ、と気づいた時に、ちょっと食事も見直してみようかなと思えたとしたら、それは素晴らしいスタートです。きっと、できることからできるようになります。食事の量を減らすことができなくても、質を変えることはできるかもしれませんよね。ぜひ一度、「自分にはできない」と思い込んでしまっていることの中にできることはないか、探してみてください。
そして、できること・できたことと同じように、いいこと・よかったことに目を向ける練習もしてみてください。たとえば、コップのジュースを半分飲みました。もう半分しかないと思うか、まだ半分も残っていると思うかで感じ方が変わってきませんか。ほとんどの人が後者のほうを幸せに感じるはずです。事実が同じなら、幸せに感じられるとらえ方をしていきましょう。
具体的な方法は、言葉を置き換えること。この場合は「もうない」か「まだある」か。言葉を変えると感情が変わります。感情が変わると、行動も変わります。ぜひお試しください。
<TEXT/パーソナルコーチ 三木未希>