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金沢発「レモネード専門店」が世界出店へ。人気の秘密を代表が明かす

ビジネス

コロナの影響は受けなかった

 戦略的にFC展開して、コロナ禍にもかかわらずどんどん店舗数を増やしていくレモニカ。コロナになってから、売上への影響を聞いたところ「一般の飲食店ほど影響を受けていません。やはりテイクアウトが良かったのかもしれません」と語る。

 現在は非接触でレモネードを購入できる「モバイルピックアップボックス」も登場。レモニカ専用アプリで注文・決済すれば、お店の到着時間に商品がセットされている仕組みだ。「アプリ登録者は7月現在で32万人程度が登録してくれています」とのこと。

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レモニカ専用アプリ

「モバイルピックアップボックス」のような新しい挑戦や、店舗数をどんどん増やしている河村氏。スピード展開のようだが?

「スピード展開は特に意識しませんが、もっと早くなっても対応できると思っています。ただ、今はコロナ禍で商業施設系の工事ができなかったり、オープンが先延ばしになったりとかあったので、実際は遅れている感じです」

世界を目指すレモネード

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洒落た内装が印象的な点内

 とはいえ、2018年にフランチャイズ展開してから、わずか3年ほどで全国に80店舗まで増やした。河村氏は「年内には100店舗を見込む」と回答。レモニカの今後をどう見据えているのか?

年内や年明けくらいから、海外進出を順次スタートして行こうと準備しています。国内ではすでにパートナーが複数存在しますが、今後は海外のパートナーをどのように選んでいくのかという感じです。2022年には台湾やアメリカ、イギリスにも出店予定です。基本的には同じパッケージですが、内装などを進化させていきたいなと考えています」

 冬はホットレモネードも登場し季節対応を行う、年間を通じて売上安定の施策を用意しているレモニカ。今後は世界進出にも力を入れ、さらなる挑戦をしていくだろう。

<取材・文/大川藍 画像提供/LEMONADE by Lemonica>

ライター。スイスで滞在中にフリーランスとして目覚める。おつまみ系や占い、インテリア系も執筆中。興味のあるものならなんでも記事にしてしまう遅咲き主婦

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