金沢発「レモネード専門店」が世界出店へ。人気の秘密を代表が明かす
成長するプロジェクトに集中する
また、成長しないプロジェクトは、深追いしないと話す。
「『必ず成長させよう』と思うのは良くない。あまり売れていないのに、キャンペーンで大々的に広げるのも無理があるので、ポテンシャルがあるものを伸ばせば良いと思っています。成長がないものを伸ばすために頑張ると、みんな辛いだけですから(笑)」
「レモネードbyレモニカの展開は順調に成長している」と語る河村氏。
「複数のプロジェクトを同時に運用する中で、必ずしもレモニカの成長を優先させてきたというわけではありません。自然発生的にうまくいくことが大事で、強引にするとどうしても『無理して仕掛けている感』が出てしまうんです。ビジネスは川の流れのようなもので、無理やり流れを変えてもうまくいきません。もし川の流れを変えたいなら、本当はもっと上にある山のほうで流れを作る必要があります」
店長教育プログラムでフランチャイズ展開
これまで点心専門店「YAUMAY(ヤウメイ)」、地方創生ベーカリー「小麦の奴隷」など、実に200件を超える飲食店をプロデュースしてきた河村氏。だからこそオーナーを任せられる「店長教育プログラム」があると語る。
「店長として必要なのが『商品作り』『お客さんに僕らの商品価値を正確に伝えられる』『ノウハウやマニュアルなどを店舗のスタッフに教える』ことができる人です。金沢で18日間研修しているのですが、店長教育プログラムはこの3段階を覚えてもらう構成になっています」
今まで店長になれた人はどのくらいいるのか?
「研修に来れば必ず合格するというわけではありません。加盟店のオーナーとして一国一城を任せるということになりますから、経営者が投資して商売を任せるにあたって、適切な能力を持つまでは不合格もあり得ます」
店長に向いていない人はいるのかとの問いに「向いていない人というよりかは、18日間では習得できない場合はあります」と回答。