ダメすぎる“パワポ資料”の特徴ワースト5。2位は「文字や図を詰め込みがち」
社会人の資料作りの強い味方、パワポ。だが、多くの人々が読みにくい“ダメポ”を量産しているのが現状だ。今回、SPA!は一流のクリエーターたちの協力のもと、美しいパワポテンプレを作成。今すぐダウンロードして超速で“デキる会社員”の称号を掴み取れ!
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アンケートで判明!パワポ作成に悩む会社員の本音
20~50代の会社員1444人を対象にQ1「PowerPoint(以下、パワポ)での資料作成は業務上不可欠か」という調査をした。このうち33%が「YES」と回答。そして「YES」のうち「週1回以上」使う人が38.6%ということも同調査でわかり、かなりの頻度でパワポで資料を作成していることが判明。
「YES」と答えた人の業種は「メーカー」から「不動産関係」「医療従事者」までさまざま。年収についても1500万円以上から200万円未満までおり、幅広い階層の人々に回答してもらえた。しかも、多くのパワポリーマンが作成時に苦労している。
広告代理店のコピーライターとして、これまで社内外のさまざまな商材のパワポを読み、自身も気が遠くなるような時間をパワポ作成に費やしてきたという川崎紗奈氏はこう語る。
「パワポによる資料に対しては“要点が絞られていないとかえって理解しにくい”、“ダサいデザインだと読む気が失せる”といった声が一時期強くなり、Amazon社のように使用を控える企業も続出しました。ただ、実際には資料作成の“要”として、現在も使用されており、今この時間も多くの会社員がパワポでの資料作成に頭を悩ませています」
日夜パワポ研究に明け暮れる彼女に今回のアンケートを読み解いてもらった。
日常的に使う人でも4割は「パワポ資料の作成が苦手」
実際、Q1で「YES」と回答したパワポ会社員から300人を抽出してアンケートを実施したところ、Q2の「パワポでの資料作成は苦手ですか?」では「やや苦手」が28.3%、「苦手」が12.3%と約4割の人が苦手意識を持っていた。
「会社員でいる限り資料作成は避けられない一方、それを得意としている人はこれだけ少ない。もちろん、日本人の多くが企画書作成のノウハウを教わらずに社会人になっているわけですから責めるべきものではありません」(川崎氏)