会社バレは大丈夫?「働き方改革」で増える総合職OLの副業キャバ嬢
一方、「働き方改改革」法案でも話題になった“裁量労働制”で働く、まりあさん(仮名・27歳)は「出版社勤務で出社時間がフレキシブルな分、深夜までキャバクラで働く」と言います。
「うちのキャバクラは客が残っていれば、4時まで営業します。幸い、昼の職場はほとんどみんな11時出社。会社からは30分、店からは歩いていける距離に住んでいることもあり、何とか両立できています。ただ、さすがに4時上がりが2日続くとキツイ」
心配事は、1時以降も営業していることで風営法違反となり、摘発されること。とはいえ、店を変えるつもりはないそうです。
「深夜営業していると、お店への出勤時間が遅めでもOKなので。昼職は朝がゆっくりな分、退社も21時過ぎ。普通のキャバクラだとそこから出勤してもあまり稼げないんですよね…」
まりあさんは週3勤務で20万円程度の月収です。
「ほしいものがある訳ではないので、夜の給料は老後の備えとして全額貯金しています」
マイナンバー制度は「まったく関係ない」
指名や売上が増えれば、給料は青天井のキャバ嬢。しかし副業として働く場合は、もちろん副業OKであることが大前提ですが、会社へバレることは避けたいものです。
税金関係で会社にバレる可能性があるという話も聞かれますが、どのように対策しているのでしょうか。各業界で働く、“兼業キャバ嬢”のみなさんに聞いてみました。
「マイナンバー制度が開始されたら副業キャバ嬢はいなくなる、と何年か前に話題になりましたが、まったく関係ないですね。対策なんてしていません。店にマイナンバーを提出しろって言われたことないですよ。客の税理士には『税務署にバレることはあっても職場にバレる可能性は低い』と言われました」(26歳・メーカー)
「私は副業分の確定申告を自分でしており、住民税は普通徴収で納めています。だから、ちょうど先週、会社から届いた住民税決定通知書も昼職の分だけでした。正直、確定申告していない友人のキャバ嬢も会社にバレてないのですが、税金逃れでトラブル起こしたくないので」(31歳・コンサル)