バーでしつこくナンパする“迷惑おじさん”を撃退した、常連客のキツイ一言
他の常連と話していた女性に絡み始め…
「1杯目を頼んですぐさま、隣にいた若い女性客B子さんに話しかけ始め、『この店にはよく来るのか』『だいたい何曜日に飲んでいるのか』『彼氏はいるのか』といった質問を繰り返していました。
B子さんはそれまで、隣に座っていた常連の男性客A氏と話していました。D氏は空気が読めないのか、気づいていないのか、2人の会話を断ち切るような形で一方的に話しかけていたんです」
B子さんは困惑しながらもD氏に質問に答えていた一方で会話を中断されたA氏は、これまでD氏とバーで何度か居合わせており、酔うと女性客へ執拗に絡むことを知っていたようです。
彼の諦めて飲み始めた様子に、中里さんは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
「A氏はうんざりした様子で、僕にアイコンタクトを送ってきました。今日こそは『D氏の暴走を止めないと』と思いました」
D氏の言動をたしなめようとするも…
そこで中里さんは、A氏とB子さんが再び会話できるよう共通の話題をふったり、D氏の言動をたしなめて会話の流れを止めようとしました。
しかし、D氏は聞く耳をもつどころか、B子さんを別のバーに連れて行こうとし始めます。やんわり断るも、懲りずに「別にいいじゃん、じゃあ連絡先とかどう?」とねちっこく絡み続けます。
「自分の力不足を痛感しつつ、D氏に強く注意しようと決めました。多少店内の空気がピリついても、叱って強引にお会計も出してしまおうと思いました。そのとき、思いもよらぬ方向から救いの手を差し伸べられたんです」