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30歳になった武田梨奈が語る、仕事と結婚観「いつかは“戦えるお母さん”に」

暮らし

「第二の志穂美悦子」としての使命感

武田梨奈

――YouTubeの「JAPAN ACTION CHANNEL」でリポーターとしての活動も始めました。久しぶりに切れのいいアクションを拝見できて嬉しいです。発信したい気持ちはもともとあったのですか?

武田:はい。こうした取材などでアクションについてお話する機会はありましたが、ほかに機会がありませんでした。それをアクション部のみなさんが団結してみんなで盛り上げようという場を作ってくださった。そこに役者として呼んでいただけたことはすごく嬉しいです。

――どういったことを発信していきたいですか?

武田:私にとってアクション部のみなさんはヒーローといえる存在ですが、普段、映画を観ている方は、アクション部というものが存在はしていても、どういうことをしている方々なのか理解しきれていないと思うんです。

 たとえば役者さんがすごく過酷でかっこいいアクションを披露しているとき、それを支えている方々がたくさんいて、汗水流して作り上げています。そうした過程や、アクション業界のことを知ってもらって、アクションの素晴らしさをみなさんに感じてもらえたらと思っています。

 それから私が『ハイキック・ガール!』で出てきたときに、「第二の志穂美悦子さん」と言っていただけたんです。アクション女優と呼ばれる方が、日本では志穂美悦子さん以来いないと言われていたなかで、そう言っていただける使命感もあります。

いつかは「戦えるお母さん」に

ナポレオン

――一方でプライベートに割く時間についても考えますか?

武田:これまで仕事のことしか考えていなかったというと大げさですが、でも目の前のことしか考えていなくて、プライベートに目を向けることはあまりありませんでした。でも30歳になり、いつかは結婚もしてみたいし、子どもも産めるならと思いますし、プライベートでの夢もあります。どちらも大切にしたいですね。

 ただ一番体を張れる30代前半のうちに、やっぱりアクション映画での代表作を作りたいです。そしていつか子どもを産んだなら、「戦えるお母さん」としてずっと続けていきたいですし、80歳になってもアクションをやり続けたいです。

<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/寺下舞(テラシタ・マイ) スタイリスト/トリイクニコ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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