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大谷凜香21歳、人気モデルから女優の道へ。「新しい環境が怖かった」と葛藤も

暮らし

 モデル、女優、タレントと活躍する大谷凜香さん(21)が、2021年6月4日(金)より全国で上映中の劇場アニメ『映画大好きポンポさん』で、劇場アニメーション声優初挑戦を果たしました。映画を愛する青年と、映画に愛された女性が映画制作を通して“自分”を見つけ出す感動作で、大谷さんは新人女優のナタリー役を熱演しています。

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大谷凜香さん(21)

 大谷さんは、第16回「二コラモデルオーディション」でグランプリを受賞。以降、『nicola』専属モデルとして活躍する一方で、2015年10月からは情報バラエティー番組『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)にレギュラー出演中。2018年の映画『ミスミソウ』で女優デビューを果たすなど、着実にキャリアを重ねています。

 競争の激しい世界で、このまま戦えるのかどうか自問自答をする時期もあったそうですが、今回のナタリー役と出会い、「覚悟を決めました」と語る大谷さん。同じく仕事で迷える同世代へ投げかけたいメッセージも含め、話を聞きました。

演技の道でも活躍する先輩に憧れ

『映画大好きポンポさん』より

『映画大好きポンポさん』より ©️2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

――デビューは中学1年生のときでしたね。当時は仕事をどうとらえていましたか?

大谷凜香(以下、大谷):もともと雑誌のモデルとして仕事をしていて、始めた当時はまだ中学生ということもあり、この仕事とのことは、よくわかっていなかったですね。女優さんとしても活躍する先輩がたくさんいて、それがすごくかっこいいなと思って、自分自身も違う目線でドラマなどの作品を観るようになりました。それまでは面白くファンとして観ていたものが「自分ならこういう作品に出てみたい」と、お芝居への興味がどんどん湧いていきました。

――いつから仕事として女優業を意識しましたか?

大谷:高校生くらいのときです。モデルしか興味がない状態でこの世界に入ってきたので、モデル事務所に入っていたのですが、徐々にお芝居の道に興味が出てくるなかで、そっちにも挑戦させてほしいという気持ちになりました。いろいろと考えた時期がありましたね。

女優としてやっていこうと決めた瞬間

ナタリー

大谷さんが演じるナタリー。『映画大好きポンポさん』より

――今回の映画では女優を目指す女の子を演じたわけですが、ご自身の気持ちと重なる部分も多かったのではないでしょうか?

大谷:私自身、ずっと考えていたことでもあるのですが、いろいろなタイミングや、自分の勇気の問題もあり、なかなか前に踏み出せないなか、この作品にまさしく出会って、お芝居への気持ちがますます強くなったことは確かです。いろいろなものを捨てて映画のために頑張るキャラクターたちがいる本作で、中途半端な気持ちで成功できるはずがないし、失敗したところでまた挑戦すればいいということを描いているのですが、最近はわたしもナタリーみたいに「失敗しても次でチャンスをつかめばいい」と、思えるようになってきた気がします。

――それまでは失敗が怖かった?

大谷:それもありますし、新しい環境に行くことも怖かったんです。この世界には20歳ですでに出来上がっている女優さんがたくさんいるから、そこで勝負しようと、今から腹をくくるのでは、覚悟が遅すぎるかなと思っていました。でも、遅いも早いも“考えよう”というか、別に何歳だからスタートしちゃダメではないので。

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