「コロナで仕事が増えた」。猫マンガで人気の作者に聞く、“好き”を仕事にする道
家にいる時間が増えて猫が甘えん坊に
――ご結婚されているんですね。
二階堂:2014年に結婚しました。旦那は、The Applepie(ジ・アップルパイ)というバンドでギターとボーカルをやってます。ライブハウスで知り合い、私からアプローチしました(笑)。
主人の仕事は、団体職員なんですけど。バンドのCDジャケットとか、SNSの表紙画像とか、私がデザインさせてもらっています。
今、3匹の猫と5人(?)暮らしです。コロナ禍で私が家にいるのが当たり前になってしまい、猫たちがすっかり甘えん坊になっちゃいました。シャワーを浴びに行っただけで、ビャービャー鳴いて探し回るので。
コロナ禍でも仕事が順調なわけは
――新型コロナウイルス感染症の拡大は、仕事にも影響しましたか?
二階堂:私はむしろ仕事が増えました。緊急事態宣言やまん延防止措置の影響で、休業や閉業に追い込まれている方もいらっしゃるので、こんなことを言うと、何だか申し訳ないような気がしますが……。
新型コロナ感染防止のため、モデル撮影ができなくなり、その代わりとしてイラストをお願いしたいという依頼が来るようになったからです。家でできるストレッチとか、スキンケアの説明カットなどが増えました。
フリーランスのイラストレーターはもともとリモートで働いているので、在宅のストレスにも慣れていますしね。今は、今回のこの取材のように、オンラインで打ち合わせもできますし。
――二階堂さんHPのWorksを見ると、多彩なジャンルのイラストを手がけています。今はどんなお仕事が多いんですか?
二階堂:ビジネス書のカットもやっていますし、女性誌・ファッション誌系だと『ゼクシィ』『CLASSY. 』『美的』『たまごクラブ』『Oggi』など……。広告、うーん、最近はやっぱりWebが多いですかね。
化粧品では、今オルビスWebサイトのイラストを描かせていただいています。HPの作品をご覧になってお声がけいただきました。初回掲載のPV数がよかったようで、ありがたいことに続けさせていただいています。
仕事が忙しくなると、HPの作品をなかなか更新できなくて。フリーランスの大変なところは、何もかも自分でしなきゃいけないことですね。HP管理やSNS発信、営業、経理、確定申告もしないといけないし……。