大地震に遭遇したガイド師が、北海道で人気の「乗馬ツアー」を開くまで
東京出身で20代は横浜在住
そんな中川さんだが、実は生まれは東京で20代には横浜在住のバリバリの都会人。当時は自然ともガイドとも接点はなかったようだ。
「高校生の時から自分のカフェを持ちたいと漠然と思っていて、大学時代にはカフェ兼紅茶卸の会社でバイトをしていたんです。そしたらそのまま就活せずにカフェで修行することになりました。そして、そのかたわら海外旅行にハマってしまったんです(笑)」
そして27歳でワーキングホリデー制度と出合う。
「高校の時のアメリカのホームステイや大学卒業後に旅に出た楽しさから、雄大な自然に憧れるようになり、海外で暮らしたいと考えるようになりました。そこで、ワーキングホリデー制度を知り、景色の美しさ、物価の問題、ビザの取りやすさでニュージーランドに決めました」
ニュージーランドの語学学校に通う
ここから中川さんの人生が海外に傾き始める。
「最初1年、ニュージーランドで語学学校に通っていたんですがとにかく楽しかったんです。勉強も楽しいし、いろんな国籍や年齢がバラバラな人たちで唯一、コミュニケーションが取れるのが英語だったんで、それを学んでいく生活に夢中でした」
気づけば当初3か月間の予定だった語学学校生活を9か月間もしてしまうことになる。
「1年後、日本に帰ってきたんですが、じゃあこれからどうする?ってなって。結果的にまたカフェでお金を貯めてニュージーランドに行く。そんな生活になっていきました。」