タワマン生活に執着する27歳フリーター。“手取り18万円”でも夢を実現できた秘密
タワマンでの貧乏暮らし
その後、お客さんの紹介で事務のバイトを始めることができ、緊急事態宣言後はお店も時短営業で再開。現在もなんだかんだタワマンに住み続けているそうです。
「タワマンに住んでいると話すと大抵の男の人からは引かれますし、収入のほとんどを家賃に費やす私に親は呆れかえっていますね。でも、今ではこの家で暮らすことが私の人生のモチベーションになっています。生活はかなりギリギリで、もちろん貯金なんてできませんが、なんとかやっていけてますし。将来のことよりも、今の暮らしが充実していることのほうが私にとっては大切です」
現在は、節約のために家庭菜園で育てた野菜を食し、服はもっぱらGUやしまむら、コスメはダイソーを愛用しているそう。タワマンに住んでいる人とはとても思えないような生活スタイルですが、そんな貧乏エピソードを語る恵子さんの瞳はキラキラと輝いていました。
幸せの形は人それぞれ。恵子さんは、今日もタワマンでせっせと豆苗に水をあげているそうです。
<TEXT/渡辺ありさ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>