「10年連続金賞」からあげの実力は?居酒屋チェーン3店の名物メニューをマニアが実食
ミライザカ:ひとりで食べてもシェアしてもOK
「旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ」では、こちらの名物のひとつ「骨付モモ一本 グローブ揚げ」(1098円)をいただきます。岩手県、北奥羽、高知県で飼育した「清流若どり」を使用しており、からあげグランプリで金賞を受賞している逸品です。
文字通り骨付モモ肉を豪快に揚げています。ところどころに入った切れ目で、たしかに野球のグローブのようにも見えますね。見ようによってはジャンボクリームパンにも(笑)。左右幅はお箸とほぼ同じです。
一緒に肉切りバサミとトングが出てきます。店員さんが「切り分けますね」と言ってくれますが、そこまで甘えちゃいけないと思い、自分で切り分けることにします。もちろん、お願いすれば食べやすく切り分けてくれます。自分の手を汚したくない場合は店員さんのお言葉に甘えましょう。
おかずとして食べるのもアリ
さっそくひと口。シャリッとした衣は香ばしさも感じられます。軽い“おこげ”がいいですね。肉は秘伝のタレに漬け込んでいるそうで、味もしっかりしみ込んでおり、やわらかく仕上がっています。口の中で衣が肉と徐々に溶け合っていく印象で、シャリッとした衣が次第にトロリとしてきて、これが肉の美味しさを倍加させます。
肉はショウガの風味が絶品です。ショウガは体を温める効果があると言われますが、食べ進めていくと、なんとなく体がポッポと火照ってくるよう。食べ始めると、案外ペロリと完食できてしまいます。
このからあげ、ポイントは骨付きであること。鶏肉に限らず、肉の骨の中にはうま味成分が含まれた髄液があります。骨周辺にはそのうま味がしみ出しており、骨のない部分よりもうま味が強いと言われます。このグローブ揚げも、骨のまわりに付いた肉までしっかりいただけば、満足感も高まります。
1人で食べるのならば骨の部分をつかんでかぶりつくのもありですが、グループで来店した場合は切り分けてシェアすることもできます。お酒のおつまみにもいけますが、ごはんものをオーダーしておかずとして食べるのもアリでしょうね。