会社員でも投資で資産3000万は目指せる。大化けする「成長株」の見分け方
価値が増えていれば、どっしり構えるべき
1000円の銘柄であれば、本質的な価値は1か月で10円増えるというイメージです。これを1営業日に直すと1円にもなりません。いっぽう、株価は毎日何円、何十円と動きますから目立たないのも当然です。
しかし、コツコツと業績が向上していくというプロセスが仮に2年続くと、本質的な会社の価値が1.1×1.1=1.21となりますから、以前と比べて、株価が同じでも割安になってくるのです。
この業績が上昇するにつれて、いつかは株価が上昇するというのを信じることができるかどうか。株価だけを見るとわかりませんが、本質的な会社の価値が増えていれば、どっしり構えておけばそれでいいのです。
もちろん自分の見通しが外れることも多分にありますが、それでも10分の1になるようなことはあまりなく、半値程度で再検討のめどが立つことがほとんどです。とすれば、値上がりしている銘柄の値上がり益でほかの銘柄の損失を十分補てんすることができ、トータルでは利益が出るのです。
<TEXT/サラリーマン投資家を支援する投資家 長田淳司>