怪演女優・中村ゆりか、初写真集は「ちょっとでも寄り添えるようにした」
アクションコメディに初挑戦
――視聴者の反応が気になってエゴサーチをしたりしますか?
中村:最近はしません。やっぱり読むといろいろ気になってしまうので。インスタのコメントなどでもリアクションは見られるので、今まで私の成長をずっと見守ってくれているファンの方とか、新しく見つけてきてくれたファンの方がかけてくださる応援のコメントを大事にしたいと思っています。
――3月21日放送のドラマ『エージェントファミリー〜我が家の特殊任務〜』では、アクションコメディに挑戦しています。過去にフィギュアスケートをされていたそうですが、運動は得意ですか?
中村:競技にもよりますが、苦手ではないです。ただ、最初の頃は体力もなくって、力強さを全く出せなかったので、改善する必要がありました。たくさんアクションの練習をしていくにつれて、体幹がよくなったり、軸がぶれなくなってきました。
アクションの動きは、どの競技とも違います。攻撃の受け方も、そのリアクション自体がお芝居になるので、とても勉強になりました。
主演ドラマと写真集、ここを見て
――ぜひ注目というおススメポイントを教えてください。
中村:アクションコメディというジャンル自体、初めてですし、アクションは女優としての目標のひとつでもありました。監督さんを筆頭に、キャストの方々も、とても熱い方々が集まった作品で、手を抜いていない感じがすごく伝わります。
エージェントとして任務を遂行するために、スパイが疑似家族となってある一家に近づくんです。傍から見たら、彼らの行動自体がすごく笑えるのですが、そこに真剣に取り組んでいる疑似家族のキャッチボールがすごく面白くて。現場でも何度も笑いそうになりました。
ただ、家族の話でもあるので、切なさもあります。笑えるけど切ないし、私みたいな弱そうな女性が、大きな男性に立ち向かっていく、その強い姿勢も見どころです。私の新しい一面を見てもらえると思います。
――ありがとうございます。最後に改めて写真集発売へのメッセージもお願いします。
中村:開いていくうちに、温かな光のようなものを感じてもらえるような作品にしたいと、撮影しているときから心掛けて作りました。光のように、みなさんの心にちょっとでも寄り添えるような作品になっていたら嬉しいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>