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SNS好感度アップの秘訣。マウンティングをやめて真の「強さ」を得る方法

学び

弱さを見せられる人が本当は強い

 これと同じようなことが、SNSで起きているのです。

 SNSで好感度が高い人の特徴は、自分の弱さや失敗談を、うまく発信している人です。

 日々夢の実現に向けて一生懸命努力している人から、「実は全然自信がないけれど、叶えたい夢があるから頑張っている。それでも、どうしようもなく不安になって心がくじけそうになる時があるから、時々でいいので応援してほしい」と言われたら、あなたはどんな気持ちになりますか? 思わず、応援したくなるのではないでしょうか。

 つまり、自分にできることを精一杯やりながら、同時に、心のヨロイを脱いで、素の姿をそのまま見せられた時、人の心はぐっと惹きつけられるのです。それは、弱さを見せても崩れないそのあり方に、本当の強さを感じるからです。

SNSと上手に付き合う秘訣

スマホ

 SNSと上手に付き合いたいと思ったら、自分を良く見せようとするのではなく、素の自分を表すようにしましょう。それは、必ずしも弱さを投稿しようというのではありません。嬉しいことがあれば「こんなことがあって嬉しかった!」と、悲しいことがあれば「◯◯で悲しかった(涙)」と投稿するのです。そういう投稿のなかで、時には、自分の弱さも見せられるといいでしょう。

 見栄を張って作った関係を維持するには、見栄を張り続けなければいけません。それではリラックスできないし、心からその関係を楽しむこともできません。それに、真実を隠し続けるのは難しいもの。どこかで化けの皮が剥がれて、自分を実際以上に良く見せていた分、かえってがっかりされたり、批判を招くことになるだけです。

 本物の人間関係を手に入れたいと思ったら、SNSというオンラインでも、リアルな人間関係でも、まずは今の自分を自分で受け入れることから始めましょう。そしてその自分を、飾らずに表現してみてください。それが出発点です。

 最初は勇気がいるかもしれませんが、思った以上に素の自分が人から受け入れられることにビックリするとともに、なんともいえない安心感を感じられるでしょう。ぜひ、あなたのタイミングでトライしてみてください!

<TEXT/作家・経営コンサルタント 本田 健>

作家。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に。著書に『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)など130冊以上、累計発行部数800万部を突破。初の英語書き下ろし『happy money』(2019年)は、世界40ヶ国以上で発売されている。最新刊『本田健の人生を変える1分間コーチング』(だいわ文庫)がある。「本田健 WEBサイト」も更新中

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