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SNS好感度アップの秘訣。マウンティングをやめて真の「強さ」を得る方法

学び

本物のセレブは生活を自慢しない

 そしてセレブっぽい人やお金持ちっぽい人、そして一部の有名人や芸能人を見て、「俺はこんなにすごい!」「私はこんなにステキ!」と言わんばかりの幸せアピールをすれば、人から尊敬されたり、憧れたりして、もっとビジネスが上手くいったり、幸せになれると勘違いしています。

 そのため、自分を良く見せようと、見栄を張った投稿をしてしまうわけです。しかし実際には、そういう投稿は見た人からマウンティングだと思われ、かえって共感を失うことになるのですから、なんとも皮肉なことです。

 ひょっとしたら本人もどこかで、自分の投稿があまり人の心に響いていないことに気づいているかもしれません。それでも、なかなか見栄を張るのをやめられないのは、等身大の自分では、今得ている注目すらなくなってしまう、もっと言うと、ありのままの自分では到底受け入れられないという怖れ、けっして愛されない、誰にも振り向いてもらえないという不安があるからです

 でも、本当にありのままの自分は、人から受け入れられないのでしょうか。

魅了されるのは精神的な強さ

職場 ブラック

 人は本能的に、強い人に憧れを持つ生き物です。でもそれは、表面的な強さではありません。もっと本質的な強さです。たとえば、肉体的な強さは本質的な強さのひとつです。自分の肉体を極限まで磨き上げたアスリートや格闘家には大勢のファンがいるのは、彼らのプレーや肉体そのものにある種の強さを感じるからでしょう。

 肉体的な強さのほかにも、しばしば人々が魅了されるのが、精神的な強さが出ている時です。ただ、この精神的な強さに関しては、多くの人が誤解しています。弱さを見せないことが強さの証だと思っているのです。

 たしかに、普段から泣き言を言うばかりで、自分では全く動こうとしなければ、いくら弱さを見せたところで、共感を得ることは難しいでしょう。生きるか死ぬかの競争の世界では、隙を見せたら、それが命取りになることもあると思います。

 でも、今僕たちが過ごしているのは、生死のかかった世界ではありません。理不尽なことや不公平なことはあっても、昔と比べればずっと平和な世界です。そんな平和な世界が訪れたのに、「隙を見せたら危ない」と言って、いつまでも戦国時代の甲冑を全身にまとっている人を見かけたら、あなたはどう思いますか?

きっと、「随分おかしな人だなぁ」「時代錯誤もいいところだなぁ」と思うのではないでしょうか。

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