百田夏菜子、映画初ヒロインで意識した「マニアックなこだわり」とは
浴衣姿の吉乃の、ひそかなこだわり
――最後に、完成した作品をご覧になってどうでしたか?
百田:脚本を読んでいるなかでは想像しきれない部分が本当に多かったんです。撮影していても、ここはどんな風に繋がるんだろうと思っていましたし。出来上がりを観た時には、自分が出演しているとか関係なしに、作品自体の面白さに引き込まれました。
映像もとてもキレイですし、ステキな音楽が満載で、恋愛の要素も含まれていて、自分との向き合い方といったドラマもあります。それに笑える要素もたくさんあって、これというおススメが難しいくらいの作品なんですが、きっと誰が観ても、どこかしら面白いと思ってもらえると思います。
――ちょっと影のある大人の女性を演じました。百田さんのここを観てというポイントもお願いします。
百田:浴衣を着ているときの女性のうなじって、男性は好きだと言いますよね。今回、吉乃は浴衣を着ているんですが、監督のこだわりで、男性にステキなうなじだと思ってもらえるようにと、ひそかに意識しています。普段、女性のうなじなんてじっくり見られないと思いますけど、よかったら、映画なので、何度でも観てください。マニアックですけど(笑)。
<取材・文・撮影/望月ふみ>