英語「Work」を使って「汗をかく」を表現するには
Workは「仕事」という意味で馴染みのある単語です。I have a lot of work to do.と言えば、「仕事がたくさんある」という意味。You have to work hard.と言えば、「頑張りなさい」ですね。このような基本的な単語こそ、動詞句として扱うと、いろいろな意味が生まれ、非常に便利な表現になります。
【第96回】「仕事」以外のWork
非常によく使われるのはWork on。I have been working on this project for a long time.は「このプロジェクトに長く取り組んでいる」の意味です。「○○の仕事をしている」から、「関わっている」「取り組む」「手掛ける」の意味が生まれます。積極的に何か行動をして仕事をしているイメージです。
How long have you been working on this house project?と言えば、「家の修繕など、どれくらい時間を費やしてきたの?」の意味になりますので、仕事以外にも使えます。
上司に「○○はどうなった?」と聞かれた時に、I am working on it.と言えば、「今、取り組んでいます」、つまり「忘れていないから大丈夫です」の意味になります。
Work upの意味は?
Work onは知っていたけど、Work upは知らない、という人もいるかも知れません。「興奮する」「煽る」という意味があります。仕事が終わらず、ストレスがたまり、心理的に不安定になっているときなど、I am getting worked up.と言います。
Take some time off. You’re getting worked up.「ストレス溜まっているみたいだから、ちょっと休憩したら。」と声をかけることもできますね。You don’t need to get worked up. Just take a look at the bigger picture.「そんなにストレスをためる必要はないよ。もっと大きな視点で見つめてごらん。」というアドバイスもできます。
また、「汗をかく」の意味でWork up a swearという表現もあります。「ひと汗かく」という日本語のニュアンスにとても似ています。I was on a treadmill this morning and worked up a sweat.ならば、「トレッドミルでひと汗かいた」の意味。ジムに行ったときにも使えますし、家事をして汗をかいたときにも使えます。