21歳の注目俳優、伊藤健太郎「自分の年齢プラス5歳くらいの器でいたい」
伊藤:一度、あるスタジオの食堂で、岩城滉一さんをお見掛けして、面識はなかったのですが、マネージャーさんに紹介してもらい、ご挨拶したんです。理想の大人像みたいな方で、前から好きだったのでご挨拶できてとても嬉しかったです。
そしたら、岩城さんに「続けていたら、絶対に一緒にやれるから」と言っていただいたんです。続けることって大事だなと思いましたし、あのときの僕にああいう言葉を言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。
自分の年齢プラス5歳くらいの器でいたい
――岩城さんもハビエル・バルデムさんも、渋い役者さんですね。健太郎さんは20代に入られたばかりですけど、どんな20代を過ごしたいですか。
伊藤:事務所の社長から、「自分の年齢プラス5歳くらいの器のデカさになりなさい」と教えていただいたんです。それは僕のなかでモットーになっています。
いま21歳ですが、プラス5歳くらい、なんなら30歳くらいの器でいたい。役者としてもひとりの人間としても、それは思いますし、20代は特にそう意識したいです。
――『ルームロンダリング』はどちらかというと女性が好きそうな作品かもしれませんが、20代のビジネスマンはどう楽しめると思いますか? メッセージをお願いします。
伊藤:亜樹人を見てもらえると分かると思いますが、誰かと一緒にいるとき、やっぱり言葉にして相手に言わないと伝わらないなと。亜樹人の変化を見て感じてもらえたらと思いますし、亜樹人は1発のパンチを出せたことで、自分の嫌な部分を変えることができます。
ひとつの行動で、変われるって誰にでもあることだと思うので、自分を変えたいと思っている人がいたら、それを探すきっかけにしてほしいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
『ルームロンダリング』は新宿武蔵野館ほかにて全国公開中
© 2018「ルームロンダリング」製作委員会
オフィシャルサイト:http://roomlaundering.com/