三代目JSB岩田剛典、デビュー10周年を語る「常に悩み続けてきた10年だった」
ここから、僕自身の人間力が試されていく
――外に出してきた仕事の積み上げによって、こうありたいという像に、世間からの岩田さんへのイメージを近づけていく。
岩田:この世界って特殊で、本当の意味での生の自分の言葉というのは、届けられることがないと思うんです。どこかでファンやスタッフのことを考えたうえで発言する。でも、そうした世界で生きることを、楽しみながらやってきた10年間でした。新しい自分の像を、自分で作っていける感覚というのを大切にしています。
――作っていく作業の繰り返しということでしょうか。
岩田:安住はしませんし、まだ何も築き上げていない。これからです。この10年間というのは、やっぱりグループに守られてこそのものだった。でも、10年というひとつの節目を迎えたので、ここから本当の意味で、僕自身の人間力が試されていくと感じています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>