「頑張ってもやる気が出ない」ときは、無理せず“4つの考え方”で対処
緊急事態宣言が再発令し、「外出自粛+テレワーク」で在宅時間が増え、時間も気分もメリハリがつけにくい日々が続く。いったんモチベーションが下がると、周りの目もないわけなので、収拾がつかなくなることも……。そんなとき、どうすれば良いだろうか?
今回はテレワークでモチベーションが上がらないときの対処法や、仕事そのもののモチベーションアップ術を、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ主任研究員で、新人若手育成を専門とする桑原正義氏に聞いた。
(1)無理に頑張ろうとしない
まず桑原氏が重視するのは「やりたくない気持ちを認め、無理に頑張ろうとしないこと」だという。
「今の状況でモチベーションが上がらないのは自然なことで、マイナスに捉えなくていいと思います。むしろ、そういう気持ちがあることを受け止め、認めていくことも大事です。正解がなく先も見えない不安定な環境では『セルフ・コンパッション』といって、あるがままの自分を大切にしていくことが注目されています」
(2)好きなものに触れる
気持ちが乗らないときは無理に頑張らず、自分をいたわったり、ご褒美を与えたりすることも大切だ。エネルギーを回復てから頑張るほうが、「健康的に仕事を持続でき、結果も出やすくなります」と、桑原氏。
「例えば、自分が好きなことや居心地のよい環境にしばらく身を置くのがおすすめです。私は音楽が好きなので、PC用に音質が良い小型スピーカーやヘッドホンを新調しました。
これで好きな音楽を聴くと今まで以上に気持ちがよくなり、机の前に座ることがこれまでより好きになりました。気分がのらないときは好きな音楽をしばらく聴き、自然に気分が上がってきたところで仕事モードに戻ると、スッといけることが多くなりました」
もし食べることが好きなら「これ頑張ったらご褒美にあれ食べよう」というのも、よさそうだ。