空前の唐揚げブーム到来!密集率日本一の“聖地”を巡礼してみた
中津・宇佐の名店5セレクション
このように唐揚げが生活に根づいた“聖地”の中でも、厳選したお店を紹介する。
◆「からあげグランプリ」グランドチャンプ「もり山」
第2次唐揚げブームの火つけ役であり、「からあげグランプリ」(主催:日本唐揚協会、以下KG)グランドチャンピオンにも輝いた名店。国産鶏の唐揚げは塩をもみ込み半日、タレに漬け込み半日寝かした後に調理される塩味ベース。ニンニクのパンチが効いており、ボリューム感たっぷり。弾力ある食感と後引く味で、「一度食べたら記憶に残る」としてファンの心を摑み続けている。
◆江戸時代から続く秘伝のタレ「げんきや」
KG最高金賞・連続金賞など16冠達成店。江戸時代創業の老舗店の醬油をベースに、ニンニク、ショウガ、野菜や果汁、オーガニックハーブを調合した秘伝のタレが味の決め手。濃すぎず飽きない味で老若男女に支持される。秘伝の製法で驚くほどしっとりした国産鶏のむね唐揚げや、骨なしミックス、カットせず丸ごと揚げた砂ずりも大好評。
◆宇佐唐揚げのトップランカー「太閤」
店舗あたりの唐揚げ販売量日本一を誇る人気店。醬油ベースであっさり味の唐揚げは、いくつでも食べられ、冷めてもおいしい。昭和63年の創業以来、受け継がれる秘伝のタレは国産鶏の旨味を引き出すようバランスよく調合されており、かぶりつくと肉汁がジュワッと染み出す。軽さとパリッとした食感を楽しめる究極の薄衣をぜひお試しあれ。
◆児湯食鳥の若鶏を厳選した「鳥しん」のこだわり
KG最高金賞・金賞受賞の常連店。サクッとした薄い衣と、旨味たっぷりの肉汁が染み出すしっとりした身のバランスが絶妙。今でも毎日食べるという”唐揚げ大好き店主”が腕を振るう。10年以上を費やし完成させた秘伝の醬油ダレに、九州産の鶏肉を漬け込んで揚げている。むね肉の唐揚げはぷりっぷりジューシーで、人気の一品。
◆伝統の技で冷めてもおいしい「とりあん」の唐揚げ
2003年創業、KG最高金賞受賞店。一番人気は元祖醬油味唐揚げ。特製のタレは大分産の醤油をベースにショウガ、ニンニク、唐辛子、スパイス、リンゴ、タマネギも加え独特の風味を醸し出す。調理後に時間がたってもクドさやベタつきがなく気軽に食べられる。要予約の「毛沢東スペアリブ」「レバーの煮つけの唐揚げ」など変わり種も注目。
<取材・文/週刊SPA!編集部>