高卒・契約社員から、転職で30代・年収1000万円に。どんな転職をしたのか
大手企業の経験をアピール…転職で正社員に
リクルート関連会社へ入社後、店舗経営者に対するCRM(顧客関係管理)の拡充や、業務支援などの経験を積みます。ここでリクルートという大企業のノウハウが凝縮された体系的な営業方法を経験します。
「年収も大幅に上がり、社内の人間関係もよく、仕事自体もやりがいは感じられるものでした。しかしながら、3年という期限つきの契約社員であることにやはり焦りを感じていたことも事実です。週末はいつも求人情報を眺めていました」
転職してきて以降、「自分は何ができるのだろう」と習慣的に考えるようになったといいます。そんなことを考えながらも、持ち前のコミュニケーション能力と会計知識も活用しながら実績を出し続けました。
「約2年後、営業アウトソーシング(営業戦略から実行までをすべて受託)する会社に、エージェントの勧めもあり、応募します。条件として正社員だったこと、給与もアップしたこと、自分の経験との親和性が高かったことなどが決め手でした」
営業アウトソーシングの会社から外資系へ
「営業アウトソーシングの会社に転職してからは、顧客を新規開拓し、顧客の営業戦略の策定から業務設計までを一通り経験しました。このような業務設計の仕事は、転職市場でも評価が高く、近年市場の伸びが著しいSaaS系の営業や外資パッケージ・ベンダーなどへ転職する選択肢が拡がることとなりました」
営業アウトソーシングの会社で4年経験した後、長期的につきあいのある人材紹介会社から外資パッケージ・ベンダーの募集案件を紹介されます。
「年収が大幅に上がる点と、市場でより評価される仕事をしたい点から転職を決意しました。前職との親和性や実績を評価され、入社することができました。現在も、この会社で働いて、法人営業をしています。成績はそれなりに優秀だと思います(笑)」