笑える時計で人気「フランク三浦」、社長は「仕事が大嫌いなんですよ」
拘束時間を少しでも明るく前向きに
ここまで仕事嫌いを明言する経営者も珍しいが、そんな仕事嫌いな下部社長から最近の仕事に悩める若者たちへのアドバイスを送ってもらった。
「やりがいとか働きやすさとか言いますけど、20代、30代の仕事なんて朝起きて満員電車乗って、18時19時まで働いているだけで、とりあえず地獄みたいなもんやろって話で。その拘束時間を少しでも明るく前向きな気持ちで楽しく過ごすかだと思うんです。
結局、会社とか仕事とか言っても、最初は自分のためですからね。世のため人のためとか、若い時からそんなこと考えなくていいと思いますし、『これ、おもろいやん』って笑いながら一生懸命やれたら、それでええんちゃうかなと思います」
「フランク三浦」ブランドにも未練はない
そんな常にユーモアを大切にするユルい姿勢こそ、「フランク三浦」がパロディブランドながら根強い人気を集め、息の長い展開を続けられている理由なのかもしれない。
「フランク三浦のスタッフも一生懸命やってくれますけど、慎重な仕事って面白くないし、真面目にやっていると疲れるじゃないですか。だから、仕事しているなかで少しでも何か笑えるものがあればいいし、それでお客さんも笑ってくれて、ちょっとでも売り上げになればって感じで続けられていますね。
フランク三浦のブランドも売れなくなったら別にやめますよ。スマートウォッチに関して言えば、僕は『Apple Watch』が最強だと思っているので(笑)」
<TEXT/伊藤綾>