「会話が苦手」でも話が続くフレーズを、元コミュ障アナウンサーが伝授
(1)「えっ!?」「あっ!」を駆使する
会話が苦手という方にまず試していただきたいのは、相づちを工夫することです。相づちは会話をしてくれている相手への「報酬」です。中でも一番使いやすいのが、驚きを示す「えっ!?」や「あっ!」です。相手の話への関心を示せて、その先も促せるのですから最強です。
実際「えっ!?」といい続けるだけで相手は乗りやすく、自然に話が弾みます。自分に置き換えて考えてみても、話している相手の反応が薄いと「この人は自分に興味がないんだな」と感じて悲しい気持ちになりますよね。
逆に「えっ!?」と良い反応をしながら話を聞いてもらえたら、うれしくなってもっと話したいと思えるはず。
【具体例】
相手「この服、500円だったんですよ」
×自分「へー、安いですね」
相手「この服、500円だったんですよ」
〇自分「えっ!? 安くないですか?」
「あなたに興味がある」「あなたの話をもっと聞いてみたい」という好意的な感情を表すのに一番簡単なのが、このような驚きの相づちを打つことです。
(2)とにかく疑問形で話をする
よく「聞き上手」になろうといわれますが、これを正しく表現するなら「質問上手」という能動的なスキルのことです。質問上手になるための最初の一歩は、ひたすら相手に疑問形で聞き返すこと。
会話を苦手だと考えている人ほど、相手に質問ができていません。私自身、振り返ってみるとそうでした。でも、自分のことを聞かれたくない人って、そう多くはありません。質問し続けると、その回答から次に聞きたいことが自然に生まれてきます。
【具体例】
相手「今日は朝からいい天気ですね」
×自分「そうですね」
相手「今日は朝からいい天気ですね」
〇自分「お家の近くの天気は、どうでしたか?」
とにかく「質問する!」と腹をくくって、聞き返し続けると相手がどんどん情報を出してくれて、自然と会話が続いていくはずです。