元ゴールドマン・サックス社員が教える「投資初心者のための発想術」
投資を身近に感じませんか?
実際に投資をしてみないと、そういったニュースに注目したり、日常生活の気づきに敏感になることはできません。お金をかける前に練習をしたければ、あくまでシミュレーションとして投資をしたことにして自分で記録しながら、ニュースや株価をチェックしてみてもいいと思います。
自分が詳しい業界、人より得意なこと、趣味や好きなことなど、誰しも他人よりは詳しいことってあると思います。そういった分野から投資のキッカケを見つけていけばいいと思います。
よく、個人投資をはじめる方に、「一番上がる銘柄を探したい」といわれます。競馬でいうと1着の馬を当てなければならない! という発想なのですが、投資でその考え方は必要ありません。
自分に馴染みのある業界や会社から投資をすればよく、もっと上がる、上がっていた株があったとしても、最初は気にする必要はありません。買った株が上がっていたらいいのですが、一か八かの賭けで買ってみる、ではなくて、日常生活の気づきから少し未来予測をしてみて買ってみる、もしくは買ったことにしてシミュレーションしてみる、ということで長期的に投資と付き合っていけるかと思います。
<TEXT/斎藤 岳>