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元ゴールドマン・サックス社員が教える「投資初心者のための発想術」

コラム

投資を身近に感じませんか?

投資 株

 実際に投資をしてみないと、そういったニュースに注目したり、日常生活の気づきに敏感になることはできません。お金をかける前に練習をしたければ、あくまでシミュレーションとして投資をしたことにして自分で記録しながら、ニュースや株価をチェックしてみてもいいと思います。

 自分が詳しい業界、人より得意なこと、趣味や好きなことなど、誰しも他人よりは詳しいことってあると思います。そういった分野から投資のキッカケを見つけていけばいいと思います。

 よく、個人投資をはじめる方に、「一番上がる銘柄を探したい」といわれます。競馬でいうと1着の馬を当てなければならない! という発想なのですが、投資でその考え方は必要ありません

 自分に馴染みのある業界や会社から投資をすればよく、もっと上がる、上がっていた株があったとしても、最初は気にする必要はありません。買った株が上がっていたらいいのですが、一か八かの賭けで買ってみる、ではなくて、日常生活の気づきから少し未来予測をしてみて買ってみる、もしくは買ったことにしてシミュレーションしてみる、ということで長期的に投資と付き合っていけるかと思います。

<TEXT/斎藤 岳>

株式会社クリプタクト代表取締役。2007年東京大学大学院工学系研究科卒。新卒でゴールドマン・サックスに入社し、計12年間投資・運用を経験。2019年2月に起業し、現職。6月に投資アイデアについて気軽にシェア/議論できるサービス「アイデアブック」をリリース。自身の投資アイデアの発信も積極的に行っている

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