最大1100万円、長野市移住で支援金。移住者に聞く、住むメリット・デメリット
長野市に住むメリットは?
本制度を利用すると、従業員にとっては長野市に最低3年は移住することになる。飽田さんに「住むメリット」について聞いてみた。
「長野市では、都市暮らしから自給自足の暮らしまで、エリアによってお好みの暮らしができます。都市部からでも風景画のような山が見え、癒されますよ。雑多な情報がないため、頭を整理しやすく、アイデアがひらめきやすいということはあるかと思います。
買い物に行きたくなったら、長野市から電車で1時間半ほどで行ける軽井沢アウトレット(軽井沢・プリンスショッピングプラザ)が良いと思います。ちなみに新幹線で1時間半ほどですので、東京への日帰りショッピングも可能です」
自然と触れ合えるスポットが多数
長野市に住んだら、ぜひここに行くべきというスポットはどこだろうか。市内でのおすすめスポットをいくつか挙げてもらった。
「春から秋はキャンプやフルーツ・山菜採り、冬はスキーやスノボなど、季節ごとのアクティビティを楽しみ放題。日帰り温泉も数十か所あるため、『今週末はどこへ行こうかな』と選べます。具体的には、飯綱高原はグランピング、BBQ場、フォレストアドベンチャーがあって一日中楽しめますし、戸隠神社は圧巻の杉並木が見どころです。
温泉は『コトリの湯』などカジュアルなところから、『松代温泉』などの本格的なところまで幅広く、長野市内には温泉施設が多数あります。市街地ですと、善光寺へと続く仲見世通りは移住者がぞくぞくとカフェやレストランをオープンしており、オシャレなカフェ巡りを楽しめます。
ところで、県外からの移住者に対し、長野市民はどのような思いを持っているのだろうか。
「新しい風を長野市に吹き込んで、地域活性化の一助になって公私ともに活躍してほしい反面、地域に溶け込んでもらえるか不安に感じているところもあります。長野の人の特徴は真面目でシャイ。心を開くまでに時間がかかりますが、懐(ふところ)に入るとびっくりするほど優しく、子ども好きも多いので、一度仲良くなると、とても頼もしく思えるはずです」