「4畳半の会社に4人で住んでた」29歳社長の破天荒な起業エピソード
向こう見ずに第一歩を踏み出せるのも才能
相談が終わると、「実際に起業したら連絡してほしい」と話すそうだが、その続報は掴めないことが多い。普通に考えれば、起業を諦めてしまっているのだろう。しかし、中島さんは自身の経験から「挑戦すること」の重要性を説く。
「起業だと特に、『最初の第一歩を踏み出す勇気』が非常に大切です。多少の問題はあっても、失敗を恐れず走り出せるか。これができる人は、その時点で起業家の才能があると思います」
最後に、起業に限らず若者がビジネスの世界で成功するための秘訣を聞いた。
「多少ダサくても、『欲求』や『夢』を自覚的に持つことです。私は最初『金持ちになりたい』、今は『なんとかシニアの方々を幸せにしたい』という夢を持っています。結局、人間はそれがないと前へ進めないと思うので、自分の願いを深堀して動機付けしていくことは大切ですね」
<取材・文/齊藤颯人>