潘めぐみ、初めて“声優業”を意識した瞬間「テレビからの母の声が」
ステキな思いのループを感じている
潘:舞台でも映像でもどんな形であれ、お芝居をしたいと思っていたとき、第1作目の『HUNTER×HUNTER』(1999)を見て、声優さんってお芝居もやるし、歌も歌うし、ラジオ番組やイベントもやる。
声をあてた役で舞台にも立っちゃうんだと知って、ものすごく引き込まれたんです。母の存在はもちろん大きいですが、母以外に理由をくれて、その道へと進めてくれたのは『HUNTER×HUNTER』でした。
――今、SNSなどでファンとの距離がより近くなり、声も直接届いてきます。どんな影響を感じていますか?
潘:これだけ多くの役者さん、声優さんがいるなかで、私を好きだと言ってくれたり、私の出ている作品に興味を持っていただけるのは本当に有難いことです。なので、そうした声は、本当に私の生きがいです。
私が携わっているからと見てもらえたら、私もその作品に携わった人たちに恩を返せる。みなさんはアニメに対してありがとうと思って見てくださるけれど、こちらとしては見てくれてありがとうという気持ちです。すごくステキな思いのループの中にいるんだなと感じています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>