「借金1000万円は怖くない」SNSで人気の26歳・美容師に独立事情を直撃
一番反響があったのは『マツコ会議』
――アジアの人とヨーロッパの人ではカットで気をつける点も違うのですか?
大月:頭の形、髪質、顔の作りも違うので似合う髪型も違ってきます。欧州系の方は糸みたいな髪質の方が多く、すいてワックスで立たせようとしてもボリュームを出しにくいので調節しながら対応してます。
――マスメディアの反響はどうでしたか?
大月:ありがたいことに、何度かテレビでも取り上げていただいて、一番反響があったのは『マツコ会議』(日本テレビ)でした。放送直後は「マツコ会議見ました」と、「SNS見ました」の問い合わせ比率が7:3になったので「テレビの影響力って凄いんだな」とあらためて実感しました。今度『平気なの!?って聞くTV』(MBS)でも変身企画があるので、見ていただけたら嬉しいです。
これからも「かっこいい人」を増やしたい
――20代ビジネスマンに身だしなみのアドバイスをするとしたら。
大月:「スキンケアは女の子がやるもんだ」と考える人もいるかもしれませんが、メンズもぜひやってほしいですね。肌は必ず劣化するものだから40~50代になったときに、若々しさを保っていられるかは、若いうちにどれだけ貯金を積み立てられるかにかかってます。
といっても難しいことはなくて、僕は美容学校時代にメイクの先生から「高い化粧水をちびちび使うより、安い化粧水をバシャバシャ使ったほうがいい」と教わって、それを実践してます。ドラッグストアなどで買える「ハトムギ化粧水」をバシャバシャつけてます。
――最後に今後の夢について教えてください。
大月:全国からお客さんが来る中で、若い子、高校生や大学生が多いんですけど、彼らが交通費払って来てくれると、僕のカットの代金より交通費のほうが高くなってしまうんですね。だから全国5大都市、札幌、東名阪福に拠点を作って、普段は僕の後輩たちが運営して、1週間づつ僕が移動すれば、高い交通費払って東京に来てもらう必要もなくなるかなと考えてます。世の中に僕のことを求めてくれる人がいる限り、これからも「かっこいい人」を増やしていきたいですね。
<取材・文/栗林篤>
【大月渉】
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