元AKB西野未姫が、炎上しても「本音を伝えたい」と語るワケ
ネットの誹謗中傷に思うこと
――昨今ネットの誹謗中傷が話題ですが、率直にどう感じますか?
西野:炎上って細かく見ると、賛否両論だと思うんです。私の場合は、7割が批判的な意見で、残りの3割は肯定的な意見。でも最初の頃はそれがわからず、誹謗中傷されて、とても辛かったです。こんなキャラだけど、ネクラな性格なので、一度落ち込むとどんどんテンションが沈んでしまう。
――炎上して落ち込んだときはどうしていますか。
西野:心を打ち明けられる親友に聞いてもらってます。もちろん仕事の悩みだったらマネージャーさんにも相談しています。だから、落ち込んだときは信頼できる誰かに話を聞いてもらうことが大事かもしれません。
それでもリアルな本音を伝えたい
西野:もし、悩みを相談できるリアルな知り合いがいなければ、SNSでもいいと思います。ただ、相談するのは客観的に見たり、話したりできる悩みにしたほうがいいです。
たとえば心の悩みというよりは、勉強や将来のアドバイスを聞くとか。私も、ダイエットの相談をツイッターですると、いろんなダイエット方法が送られてきました。
――本音で発信。これが西野さんのポリシーのようですが、自覚ありますか?
西野:もともと嘘をつくのが嫌で、リアルな本音を伝えたいです。今年からは、本音だけでなく「本気」の姿で誰かを元気づけたいです。AKB時代も歌や踊りで自分でできる力をすべて出していたし、書籍にもなった2か月で8キロやせるダイエット企画もそうです。
本気の姿って見ている人にとって勇気を与えるじゃないですか。若い人たちにも「他人に好かれたい、愛されたい」と思うよりも、他人が応援したくなったり、好きだと思ってもらえる自分を目指してほしいです。
<取材・文/シルバー井荻 撮影/スギゾー。>
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