元AKB西野未姫が、炎上しても「本音を伝えたい」と語るワケ
タレントやアイドルへの誹謗中傷が話題になる昨今、なかにはネットで中傷を受けた芸能人本人や所属事務所が、発信者に対し、法的措置を取ることもあります。
元AKB48メンバーでバラエティタレントとして活躍し、2019年には第2回「炎上アワード」(J-CASTニュース主催)を受賞した西野未姫さん(21)。
そのテレビやSNSでの発言はネットニュースになるなど、しばしば賛否両論を巻き起こしています。炎上、誹謗中傷の“被害者”である彼女は、昨今の風潮に対して、どう感じているのでしょうか。西野さん本人に話を聞きました。
炎上したことで人間的に成長できた
――芸能人として自身のテレビの発言がネットニュースになることを率直にどう感じますか?
西野未姫(以下、西野):記事にしていただけることは正直、有難いですよ。ただ、たまに「そこ、そんなに広げる?」っていう切り取られ方をされて、びっくりすることもあります。
もちろん、自分のせいで炎上するのは仕方ないです。以前、番組で「握手会が嫌い」と言ったときも、大きなニュースになってしまったけど、それは誰がどう見ても、私が失礼だった話なので。
――『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(2019年12月2日)で「握手会がゲロ吐くほど嫌い」と言ったことですね。
西野:この発言で、炎上のイメージがついてしまいました。その放送の時も話していましたが、今はあんな失礼な握手会の対応をしていた自分を情けないと思えるようになり、ファンを大切にできるようになりました。
私の場合は炎上のイメージがついたから、いま人間的に成長できていると思います。でも絶対、炎上はしないほうが良いです(笑)。
夢を叶えるなら耐えなくては
――そういうときってどう感じますか。イラッとすることはありません?
西野:私は覚悟を持っているし、番組のために何か爪痕を残さないと……って思っていました。
ただ、ヒドイことばかりしているように見えても、あれはごく一部で、ほかのシーンではまともなことを言ったりしているので。演出の方の意図もあって編集でカットされたけど、時には「本当はこうなのに」と思うこともあります。
――炎上キャラみたいなスタンスでも続けられたのはなぜでしょう?
西野:AKBのメンバーだった頃は、毎日仕事がありました。今はコロナで劇場はしまっていますが、黙っていてもオーディションや劇場公演が必ずあった。でも、卒業後は自分の力で生きていく必要があったし、夢を叶えるなら耐えなくては、と思っていました。
「これで逃げて、諦めたら、どうするの?」って。でも、私に矛先が向くのはいいけど、親のことを言われるのはショックでした。「こんな言われるのにテレビ出る理由あるのかな」って思ったこともありました。