面倒くさい上司から「ちゃぶ台返し」されない、魔法の一言
こんにちは、5万人をリストラし、6000人以上のリーダーの選抜と育成をしてきた人事・戦略コンサルタントの松本利明です。
上司、他部署、取引先から受けた依頼は一発で通したいものです。しかし、「指示した内容と違う」「データの分析が甘い」「そもそも論だけど……」というようにこちらが苦手と感じる相手に限って「やり直し」「出し直し」が多くなるもの事実です。
やり直しは一番モチベーションを奪う行為
「それ聞いてないよ。なら最初からそうリクエストして」と感じることも多いでしょう。
総論賛成でOKしておいて後でひっくり返したり、指示が曖昧なのにチェックだけ厳しかったりするように、あなたが悪くないということも事実あるでしょう、お察しします。
しかも、手戻りや、やり直しは一番モチベーションを奪い効率を下げます。
そう、どんなにあなたが自分の仕事の作業スピードをあげても、手戻りややり直しになれば全てがパーになります。手戻りや、やり直しは1mmも意味がないのです。
しかも、手戻りや、やり直しの原因は実はあなたにないことも多いでしょう。指示が悪い相手の責任で、こちらの時間を奪われないようにするにはどうすればいいか。
長い打ち合わせより、5分程度の打ち合わせを10回
実は簡単に解決できます。確認やチェックをする回数を増やせばいいのです。苦手な相手こそ、「なるべく話たくない」「打ち合わせは1回で済ませたい」と避けたくなるものです。
しかし、1回の長いミーティングでひっくり返されたら全てがパーです。1回のミーティング時間を短くし、そのぶん回数を増やしましょう。短い打ち合わせをたくさん行うのです。
1時間のミーティングで勝負するのではなく、5分程度の短い打ち合わせを10回行うイメージです。5分間であれば「ちょっといいでしょうか」と隙間時間で確認してもらうことができます。
分単位で予定が入っているのはトランプ大統領やソフトバンクの孫正義さんなど、ごくごく限られた人です。どんなに忙しい相手でも1時間は無理でも、5分程度の時間を取れない人はいないでしょう。アポが遅れそうで焦っているなど、変なタイミングでなければ承諾してくれます。