高級ブランド自転車が乗り放題に。テレビで話題「自転車ビジネス」最前線
満員電車や渋滞を気にせず通勤できるとして、自転車を日常的に利用する人は年々増加傾向にあります。また、都内では自転車シェアリングも増え、自転車ビジネスは注目されている業界です。
6月17日放送の『がっちりマンデー!!』(TBS)では、高級自転車が乗り放題になる新しいサービスや電源不要のアシストギア、IoTを使った自転車捜索アプリなど最新の自転車ビジネスが紹介されました。
月額3480円~で高級自転車が乗り放題に!?
株式会社ちゃりカンパニーは「スニークルロングタイムシェア」という、月額3480円~で電動アシスト自転車から高額なロードバイクまで自由に乗り換えることができる画期的な自転車レンタルサービスを始めました。
月々の出費が新品購入より安く抑えることができる、長期間レンタルすることができるので好きな時に使えるなどの理由からこのレンタルサービスは、利用者に大きな支持を受けているようです。
このようなサービスを利用することによってファッションやその時の利用状況に合わせて好きな自転車に乗り換えることができるのが魅力なのでしょう。
取締役の久保田哲也氏は「実際の収益はレンタルサービスではなく、中古自転車の販売にある」と言います。まずはレンタルサービスで自転車を使ってもらうことで、お客様の購買意欲を高めることが目的とのこと。
また、レンタルサービスでの収益のおかげで、仕入れ値より安い価格で中古自転車を販売できることもレンタルと販売を並行で行う同社ならではの強みです。「スニークルロングタイムシェア」のサービスを始めてからというもの、中古自転車の売り上げは2倍にまで伸びたそうです。
電動アシストはもう不要?坂道ラクラクの新発明
「フリーパワー」は、電気を使わずに電動アシスト自転車のような漕ぎ心地を実現した、株式会社サイクルオリンピックの自転車用アシストギアです。
番組では普通の自転車では登ることができなかった坂道をぐいぐい登っていく様子が放送されていましたが、その発明の秘密は、ギア内部に組み込まれたシリコーンにあります。
走行中のペダルが真下と真上になった瞬間は、力が加わりません。しかし、ギア内部に組み込んだシリコーンが反発することによってチェーンが引っ張られ、より効率的に力を伝えることができ、スムーズに前進することができます。
また、このシリコーンは、ペダル踏み込み時に身体に掛かる負荷を和らげるクッションのような働きも担っています。このような仕組みによって、「フリーパワー」は上り坂での快適な走行を可能にすることができました。
一番大きいサイズでも工賃込みで14000円というお手頃価格から、3月からの発売ですでに1000個以上を売り上げたそうで、今後は海外への事業拡大も予定中とのことです。