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パチンコ店の都心・郊外・ドヤ街でコロナ対策を取材。意外な工夫も…

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郊外の大型店は台数の多さを生かす

 続いて訪れたのは、パチンコ&パチスロの設置台数が日本で五指に入るロードサイドの超大型店「K」だ。こちらは店の大きさを生かしたコロナ対策を行っているとのこと。たしかに入り口には大型の業務用扇風機を複数台おいて常に換気を行っていた。これで満足できるわけではないが、狭い店に比べると客の安心も段違いだろう。

パチンコ

郊外のロードサイドにある人気店「K」

 驚いたのは人気の台に客が集中するのを避けるため、人気台と不人気台を交互に設置していたことだ。これによって客をひとつ飛ばしに座るように誘導しているのだ。

 実際に今春、設置されたばかりの「P戦姫絶唱シンフォギア2」に客が集まっていたが、交互に座っているので密集の心配はなさそうだ。なるほど、効果的な対策といえるだろう。

パチンカーへの風当たりは強い

パチンコ

大型扇風機で室内の換気に気を配っていた

 他にも対策を行っている。もともと休憩スペースがあった場所の椅子が撤去されていたのだ。そこに一人の中年男性がしゃがんで眺めていたので声をかけてみる。コロナ以前以後で変化はあっただろうか。

「休みの日はここにあったベンチでテレビを見てたからちょっとさみしいな。嫁からはパチ屋に行くって言うと、コロナにかかるって文句言われるしよ」

 なるほど、パチンカーへの風当たりは強いようだ。出玉の変化はあるだろうか。

「釘が渋くて最悪。客も減ってるし、回らないし、パチンコ業界にとっては大変な逆境だな。ま、俺は通うけどよ」

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